無料版 Db2 のイメージが、再度 AWS Marketplace で提供されるようになりました

いつからなのかは分からないのですが、AWSのMarketplaceでDb2の無料版が提供開始になっていました。

- It’s now easier than ever to deploy Db2 on AWS.
- IBM Db2 (AWS Marketplace)

AWS Marketplaceというのは、各種ソフトウェアが導入済みになったイメージを配布、販売するための仕組みです。
Marketplace上でクリックするだけで、設定済のイメージがユーザのAWS環境(EC2)で起動します。以前(数年前)にはDB2 Express-Cが提供されていた時期があったのですが、いつのまにか提供がなくなっていました。これがDeveloper-Cエディションで復活していたようです。東京リージョンへのデプロイにも対応しています。

今のところバージョンはIBM Db2 Developer-C 11.1.4.4とのことで11.5ではないのですが、いずれ更新されていくのではないかと思います。また、利用可能なEC2インスタンスはt2.micro〜t2.xlargeに限定されているようです。

すぐにDb2環境が準備できますので、検証や開発環境作成にとても便利ですね。(Developer-Cエディションなので、本番環境には利用できません)

Db2 LUW のTwitterアカウント (@IBM_Db2luw) が出来ました

Db2専用のTwitterアカウントは、以前は@ibmdb2というのがあったのですが、これは更新が停止されて、IBMアナリティクス全般の情報を発信する@IBMAnalyticsに統合されていました。

しかし最近になって再度Db2 LUW (Linux, Unix and Windows) 専用のアカウントが作られていました。@IBM_Db2luwです。6月にアカウント作成されたようなので、Db2 11.5リリースに合わせて作成されたようですね。

アカウントの説明には「This is the official IBM Db2 LUW twitter handle owned by IBM Db2 LUW Product Management.」とあり、Db2 LUWを作っているチーム自身から発信されているというのが良いですね。

その他、Db2に関係するTwitterアカウントは以下のようなものがあります。(IBMオフィシャルじゃないものを含む)

- @idugdb2 長い歴史を持つIDUG (International Db2 User Group) のアカウント
- @IBMcloud (あまりDb2の話は出ないですが)IBMクラウドのアカウント
- @Db2Worldこちらはメインフレーム用Db2に関するニュースサイトのアカウント
- @db2tools こちらもメインフレーム用のDb2 Toolのアカウント
- @clubdb2 (活動休止中)

Db2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS (2019年7月版)

以前作成の「DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS」ですが、また情報が古くなってきてしまっていたので、再度資料を更新しました。SlideShareが既存のファイルを更新できなっているので、新しいURLで上げ直しています。あとDB2 -> Db2に更新しています:)

マネージドなDb2 on AWSの提供開始が予告されました

少し前の記事でDb2 Warehouse (DWH用のDB2)がAWSで提供されるというエントリを書きましたが、これに続く形でいわゆる通常のDb2がAWS上のサービスとして提供されることが発表されました。

- IBM Db2 on Cloud Comes to Amazon Web Services
IBM is launching a technical preview of the Db2 Advanced (formerly AESE) database to run a fully-managed instance on Amazon Web Services (AWS). Patching, security, and backups are all managed for you.

まずはテクニカルプレビューという形ではありますが、IBMが管理部分を担ってくれる(マネージドな)Db2サービスがAWSで提供されることになりました。以下の機能が提供されるようです。
High availability (coming in later 2019)
Rolling updates
Private VPC on request
Extremely fast provisioned IOPs
Leverage Db2 for IBM applications like BPM, Websphere, and Maximo
Replicate on-premises to Db2 on Cloud on AWS with IBM CDC or other technologies

まずはフェーズ1として、Advanced Editionがテクニカルプレビューとして7月に提供され、フェーズ2では2020年にStandard Editionが提供される予定とのことです。
料金などは不明ですが、ユーザではなくIBM側で運用される形でDb2がAWS上で提供されるというのは利用方法のオプションが増えて良いですね。


Db2 11.5 がリリースされました

Blogに書くのが遅くなりましたが、Db2の新メジャーバージョン 11.5 がリリースされています!
プレスリリースは以下にあります。

- IBM Db2 V11.5 は、データ管理を自動化し、データの移動・変換作業を軽減し、AI 向けデータ・ワークロードをサポートするための機能拡張を提供します

v11.5の特徴は、以下の記事がわかりやすく書いてくれています。
- IBM、Db2バージョン11.5を発表、AI活用に向けたサポート機能を搭載
データサイエンス開発に向けたサポート機能を搭載。オープンソースのプログラミング言語やフレームワークに対する一連のドライバーが数多く提供され(中略)サポート対象となる言語には、Go、Ruby、Python、PHP、Java、Node.js、Sequelizeが含まれる。また、フレームワークとしてVisual Studio CodeやJupyter Notebookもサポート。これらに対する最新のドライバーとサンプルコードは、GitHubから入手できる。
(中略)
自然言語クエリ機能のAugmented Data Explorerも搭載。開発者が、従来の検索エンジンのような感覚の体験を得られるよう設計されていおり、Db2に質問を投げると、可視化されたデータや自然言語で書かれた要約といった、理解しやすい形で結果を受け取ることができる。このツールはコンテナ化されている

このように、開発言語サポートの強化とナチュラルランゲージでの検索サポートが大きい強化点のようですね。

出荷は6月25日とのことで、すでに出荷開始になっていると思われます。また無料版もすでに以下のURLよりダウンロード可能です。画面には「*Current version is 11.1. Db2 11.5 will be available by the end of June.」と書かれているのですが、某氏より教えてもらったところすでにWindowsやLinux版は11.5がダウンロード可能になっているとのこと。私も確認してみましたが、以下のようにすでに11.5がダウンロード可能になっていました。

- IBM Db2 downloads and trials

Db2 11.5 download

無料(コミュニティ)版は、データベースサイズ100GBまで、CPU 4コア、メモリ 16GBまでの範囲で利用できるようです。

IBMによるDb2 のマネージドサービスが AWS 上で提供される事が予告されました

Db2がIBMのサービスとして、AWS上で提供されるという事が予告されました。

- IBM、2019年3月末にAWS上でフルマネージドDb2を提供開始へ

上記記事によると、AWS上でDb2 Warehouseを「フルマネージドの形で」IBMが提供するとのことです。フルマネージドというのは、Db2インフラの運用をユーザに代わってやってくれるということで、運用の負担を減らす事ができるサービスのことです。(運用がゼロになるわけではないですが)

AWSにはAmazon RDSというAWSが提供するフルマネージドなデータベースサービスがありますが、そのDBエンジンラインナップにはDb2はありませんので、フルマネージドなDb2 on AWSとしては初のサービスという事になりそうです。注意点としてはいわゆる普通のDb2ではなく、Db2 Warehouse、つまりデータウェアハウス用の(OLAP用の)Db2ですね。複数のノードを起動し、1つのSQLを分散処理するタイプのようです。(昔の用語で言うとDPF、もっと前の用語で言うとEEEですね)

記事には2019年3月末までに提供開始予定という事ですが、私は詳細情報を見つけることができませんでした。下記Blogからはいくつか情報が得られます。(※提供は米国のAWSリージョンからとのことで、AWS東京リージョンについては明記がありません)

- Db2 Warehouse Flex Comes to Amazon Web Services (AWS)

上記によると、"Flex"と"Flex Performance"という2つのモデルが用意されていることや、性能がユーザ指定で調整できることが読み取れます。ただ料金は記載されていません。(ちょっと検索してみたのですが、見つけられませんでした)

- Amazon Web Services 用の IBM Db2 Warehouse on Cloud の Flex オプションと Flex Performance オプション

上記はIBMの発表レターです。これにも料金は明記されていませんが、これによるとインスタンス(ノード)一ヶ月あたりの費用であるとか、仮想プロセッサ単位の費用、もしくは利用データサイズ単位の費用などいくつかのパターンが用意されているように読めます。このあたりが自由に選択できるのか、もしくは必須のベース費用があってそれに加えてオプションのように費用追加があるのか等までは分かりません。

IBMの詳細発表を待ちたいですね。

Db2 11.1 Mod4 Fix Pack4 iFix001 がリリースされています

またも久しぶりの更新です。
Db2 11.1がリリースされて以来、定期的にFix Packは提供され続けています。
11.1 Mod 4 Fix Pack 4が2018.11.27にリリースされ、そのiFix 1が2019.3.7にリリースされています。

- Db2 Version 11.1 Mod4 Fix Pack4 iFix001 for Linux, UNIX, and Windows

なお、Db2 のFix Pack 一覧は以下URLで更新されています。
https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27007053

上記にもあるようにv10.1やv9.xはすでに標準サポートが終了しており、10.5もしくは11.1が現在でも標準サポートされているバージョンです。古めのバージョンをご利用の方は早めの移行をお勧めします。

Db2の技術者イベント 第12回Db2 User Network が10/11(木)に秋葉原で開催されます

今までタイミングが合わずで、このBlogではあまり紹介できていなかったのですが、Db2技術者のオフラインイベントであるDb2 User Networkの第12回が10/11(木) 17:30から秋葉原UDXで開催されます。

- 10月11日開催 第12回 Db2 User Network

内容はこんな感じのようです。
Db2最新情報
サポートだより(IBMサポート部門からの最新情報)
クラウド系Db2の最新情報
QAおよびディスカッション

私自身企画側ではないので内容詳細は分かっていないのですが、久しぶりのDb2のオフラインユーザイベントです。Db2をお使いの方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

Db2 11.1のMod3 Fix Pack3 iFix002がリリースされています

すごく久しぶりの更新です。
Db2 11.1が出てからもうかなりの時間が経ちますが、パッチも定期的にリリースされ続けており、現在ではDb2 Version 11.1 Mod3 Fix Pack3 iFix002が最新です(2018/8/7リリース)。

Db2 v11になってリリース番号が非常に細かくなりましたが、ルールとしてはVV.RR.MM.FFの4つの数字での表記になっていて、VV.RRが11.1の部分、MMがMod(Modification)、FFがFixpackを表しています。つまり11.1のMod3 Fix Pack3 iFix002は、v11.1.3.3のiFix(中間fix)2というわけです。(長いですね)

* バージョン番号のルールについて
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEPGG_11.1.0/com.ibm.db2.luw.wn.doc/doc/c0070229.html

* Db2 Version 11.1 Mod3 Fix Pack3 iFix002 for Linux, UNIX, and Windows

旧バージョンを含め、これまでのFIX一覧は以下のURLで確認できます。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21995889

最近発見されたCPU脆弱性「Meltdown」「Spectre」のDb2への影響について

年末から大きなニュースになった、「Meltdown」「Spectre」と呼ばれるCPUの脆弱性について、OSや仮想化ソフト、BIOS等へのパッチ提供が始まっていますが、Db2にどういう影響があるのかという情報がIBMから出ています。

- Central Processor Unit (CPU) Architectural Design Flaws - additional guidance for Db2 customers

重要な情報ですので、ぜひ上記原文を確認いただきたいのですが、サマリだけ抜き出すと、

At this time, we are not aware of any specific security exposures within Db2 itself on this issue.

「現時点では、Db2自身にはこのセキュリティ問題の影響は見つかっていない」とありますね。
ただし、メモリを読める脆弱性という関係上、以下のようなプログラムからDb2のデータが読み取られる可能性は否定できないため注意が必要とあります。
Independent applications running on the same system as Db2
External stored procedures executing within Db2.

Db2と同じシステムで動いているアプリケーションや、Db2が呼び出す外部ストアドプロシージャが挙げられています。OSや仮想化環境でのパッチが完全なものになれば、こういった外部プログラムからDb2のデータがアクセスされるという事はありえないわけですが、まだOS等パッチが完全ではない、もしくはまだ配布されていない環境もありますので、いっそう注意が必要という事だと思います。

いずれにせよ、最も重要なのは最新のパッチを当てることです。今後Db2にもパッチが出るかもしれませんし、OS等のパッチも継続的に更新されると考えられているため、一度当てたらOKということではなく、しばらくは最新の情報を継続的に確認する必要がありそうです。

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