Db2 11.5 のPDF版ドキュメントが公開されました

Db2に限らず、IBM製品のドキュメントは現在はKnowledge Centerというサイトに集約されており、Db2も以下のページにv8.2以降のドキュメントすべてが参照可能になっています。

https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEPGG

今回これに加えてPDF版のDb2 11.5のドキュメント一式がダウンロード可能になりました。最近は少ないと思いますが、PDF版はネットワークがインターネットに繋がらない環境では重宝しますね。

- Db2 Version 11.5 for Linux, UNIX, and Windows English Manuals

参考)
Db2 11.1のPDFマニュアルが公開されました

Db2 Nebula (11.5.4) を解説するWebセミナー

Db2 11.5がリリースされていらいマイナーバージョンがリリースされていなかったのですが、ついに新しいバージョン11.5.4がリリースされるようです。

マイナーバージョンアップではありますが、大きい機能アップが入るのでしょうか、マイナーバージョンであるにも関わらずコードネームが付いていまして、Db2 Nebulaと呼ぶようです。

そしてこのDb2 Nebula (11.5.4)の解説を含むDb2 Webセミナー(Webinar)シリーズが開催されるようです。気づくのが開始ギリギリになってしまったのですが、初回(Updates to Db2 Editions)は、6/9 11AM EST開始とのことなので、日本時間だと6/10深夜0時(9日24時)のようです。

- Db2 Technical Newsletter - June 2020 Upcoming Release - Db2 Nebula (11.5.4)

以下のように色々な内容が予定されています。以下は米国の日付で時刻はどの回も11AM ESTです。一番の注目はやはり"Unpacking 11.5.4"でしょうか。

Overview of Db2 Editions
Overview of Db2 Editions and Entitlement migration paths from older editions to new.
June 9, 2020

Strategy and Roadmaps
Overview of Db2’s strategic direction and future Roadmap.
June 11, 2020

Container Strategy
Overview of Db2’s Containerization Strategy for Docker and Red Hat Open Shift.
June 16, 2020

Developer Features
Overview of Db2 REST Service, Python UDF and Drivers.
June 18, 2020

Unpacking 11.5.4
Deep Dive into Db2 Nebula release. We will go through exciting new features.
June 23, 2020

Graph Database
Deep Dive into Db2 Graph Capabilities.
June 25, 2020

Machine Learning
Deep Dive into Db2’s Machine Learning capabilities.
June 30, 2020

Enterprise Features
Deep Dive into Db2’s new Enterprise readiness capabilities.
June 30, 2020

名著「Db2 SQL Cookbook」が新しい著者に引き継がれてgithub上で復活

このBlogでも何度か紹介したことがあった「DB2 SQL Cookbook」は、SQLの基礎からDb2独自の関数の使い方や、よくある疑問への回答等が含まれた名著で、太っ腹にも全文無料でPDFで公開されていました。

「DB2 SQL Cookbook」は Graeme Birchall 著で初公開は1995年5月、当時対応のDB2はバージョン2.1.1(!)でした。その後DB2の新しいバージョンが出るたびに定期的に更新・追記され、DB2のSQL参考書としては唯一無二といって良い充実した内容になっていました。

しかしDB2 v9.7に対応した版が2011年に公開されてからは更新が途絶えていました。そしていつのまにか著者(Graeme)のホームページもアクセスできなくなり、ダウンロードできなくなってしまっていました。

しかし、本がCreative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International Licenseで配布されていたため、新しい著者が引き継ぐことができたようです。Rodney Krickが2019年10月からこの本のメンテナンスをし、Db2 11.1の関数に対応させたり、新機能のTime Travel機能のチャプターを追加したりした上で以下のURLで公開してくれています。

- http://db2-sql-cookbook.org/

また、今回からgithub上で管理されており、修正依頼はpull requestやissueで行うことができるようになっています。githubのページからは、PDF版もダウンロード可能です。

- https://github.com/rodneykrick/db2-sql-cookbook

PDFをダウンロードしてみると700ページを超えており、大作であることが改めて分かります。英語ですが、これほど充実したDb2 SQLのガイドは他に無いと思いますので、ぜひ見てみてください。

Db2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS (2020年6月版)

以前に作成した「DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS」を再度更新しました。内容はほとんど変わっていませんが、AWSの情報を最新のものに更新しています。
SlideShareが既存のファイルを更新できなっているので、また新しいURLで上げ直しています。

無料版 Db2 のイメージが、再度 AWS Marketplace で提供されるようになりました

いつからなのかは分からないのですが、AWSのMarketplaceでDb2の無料版が提供開始になっていました。

- It’s now easier than ever to deploy Db2 on AWS.
- IBM Db2 (AWS Marketplace)

AWS Marketplaceというのは、各種ソフトウェアが導入済みになったイメージを配布、販売するための仕組みです。
Marketplace上でクリックするだけで、設定済のイメージがユーザのAWS環境(EC2)で起動します。以前(数年前)にはDB2 Express-Cが提供されていた時期があったのですが、いつのまにか提供がなくなっていました。これがDeveloper-Cエディションで復活していたようです。東京リージョンへのデプロイにも対応しています。

今のところバージョンはIBM Db2 Developer-C 11.1.4.4とのことで11.5ではないのですが、いずれ更新されていくのではないかと思います。また、利用可能なEC2インスタンスはt2.micro〜t2.xlargeに限定されているようです。

すぐにDb2環境が準備できますので、検証や開発環境作成にとても便利ですね。(Developer-Cエディションなので、本番環境には利用できません)

Db2 LUW のTwitterアカウント (@IBM_Db2luw) が出来ました

Db2専用のTwitterアカウントは、以前は@ibmdb2というのがあったのですが、これは更新が停止されて、IBMアナリティクス全般の情報を発信する@IBMAnalyticsに統合されていました。

しかし最近になって再度Db2 LUW (Linux, Unix and Windows) 専用のアカウントが作られていました。@IBM_Db2luwです。6月にアカウント作成されたようなので、Db2 11.5リリースに合わせて作成されたようですね。

アカウントの説明には「This is the official IBM Db2 LUW twitter handle owned by IBM Db2 LUW Product Management.」とあり、Db2 LUWを作っているチーム自身から発信されているというのが良いですね。

その他、Db2に関係するTwitterアカウントは以下のようなものがあります。(IBMオフィシャルじゃないものを含む)

- @idugdb2 長い歴史を持つIDUG (International Db2 User Group) のアカウント
- @IBMcloud (あまりDb2の話は出ないですが)IBMクラウドのアカウント
- @Db2Worldこちらはメインフレーム用Db2に関するニュースサイトのアカウント
- @db2tools こちらもメインフレーム用のDb2 Toolのアカウント
- @clubdb2 (活動休止中)

Db2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS (2019年7月版)

以前作成の「DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS」ですが、また情報が古くなってきてしまっていたので、再度資料を更新しました。SlideShareが既存のファイルを更新できなっているので、新しいURLで上げ直しています。あとDB2 -> Db2に更新しています:)

マネージドなDb2 on AWSの提供開始が予告されました

少し前の記事でDb2 Warehouse (DWH用のDB2)がAWSで提供されるというエントリを書きましたが、これに続く形でいわゆる通常のDb2がAWS上のサービスとして提供されることが発表されました。

- IBM Db2 on Cloud Comes to Amazon Web Services
IBM is launching a technical preview of the Db2 Advanced (formerly AESE) database to run a fully-managed instance on Amazon Web Services (AWS). Patching, security, and backups are all managed for you.

まずはテクニカルプレビューという形ではありますが、IBMが管理部分を担ってくれる(マネージドな)Db2サービスがAWSで提供されることになりました。以下の機能が提供されるようです。
High availability (coming in later 2019)
Rolling updates
Private VPC on request
Extremely fast provisioned IOPs
Leverage Db2 for IBM applications like BPM, Websphere, and Maximo
Replicate on-premises to Db2 on Cloud on AWS with IBM CDC or other technologies

まずはフェーズ1として、Advanced Editionがテクニカルプレビューとして7月に提供され、フェーズ2では2020年にStandard Editionが提供される予定とのことです。
料金などは不明ですが、ユーザではなくIBM側で運用される形でDb2がAWS上で提供されるというのは利用方法のオプションが増えて良いですね。


Db2 11.5 がリリースされました

Blogに書くのが遅くなりましたが、Db2の新メジャーバージョン 11.5 がリリースされています!
プレスリリースは以下にあります。

- IBM Db2 V11.5 は、データ管理を自動化し、データの移動・変換作業を軽減し、AI 向けデータ・ワークロードをサポートするための機能拡張を提供します

v11.5の特徴は、以下の記事がわかりやすく書いてくれています。
- IBM、Db2バージョン11.5を発表、AI活用に向けたサポート機能を搭載
データサイエンス開発に向けたサポート機能を搭載。オープンソースのプログラミング言語やフレームワークに対する一連のドライバーが数多く提供され(中略)サポート対象となる言語には、Go、Ruby、Python、PHP、Java、Node.js、Sequelizeが含まれる。また、フレームワークとしてVisual Studio CodeやJupyter Notebookもサポート。これらに対する最新のドライバーとサンプルコードは、GitHubから入手できる。
(中略)
自然言語クエリ機能のAugmented Data Explorerも搭載。開発者が、従来の検索エンジンのような感覚の体験を得られるよう設計されていおり、Db2に質問を投げると、可視化されたデータや自然言語で書かれた要約といった、理解しやすい形で結果を受け取ることができる。このツールはコンテナ化されている

このように、開発言語サポートの強化とナチュラルランゲージでの検索サポートが大きい強化点のようですね。

出荷は6月25日とのことで、すでに出荷開始になっていると思われます。また無料版もすでに以下のURLよりダウンロード可能です。画面には「*Current version is 11.1. Db2 11.5 will be available by the end of June.」と書かれているのですが、某氏より教えてもらったところすでにWindowsやLinux版は11.5がダウンロード可能になっているとのこと。私も確認してみましたが、以下のようにすでに11.5がダウンロード可能になっていました。

- IBM Db2 downloads and trials

Db2 11.5 download

無料(コミュニティ)版は、データベースサイズ100GBまで、CPU 4コア、メモリ 16GBまでの範囲で利用できるようです。

IBMによるDb2 のマネージドサービスが AWS 上で提供される事が予告されました

Db2がIBMのサービスとして、AWS上で提供されるという事が予告されました。

- IBM、2019年3月末にAWS上でフルマネージドDb2を提供開始へ

上記記事によると、AWS上でDb2 Warehouseを「フルマネージドの形で」IBMが提供するとのことです。フルマネージドというのは、Db2インフラの運用をユーザに代わってやってくれるということで、運用の負担を減らす事ができるサービスのことです。(運用がゼロになるわけではないですが)

AWSにはAmazon RDSというAWSが提供するフルマネージドなデータベースサービスがありますが、そのDBエンジンラインナップにはDb2はありませんので、フルマネージドなDb2 on AWSとしては初のサービスという事になりそうです。注意点としてはいわゆる普通のDb2ではなく、Db2 Warehouse、つまりデータウェアハウス用の(OLAP用の)Db2ですね。複数のノードを起動し、1つのSQLを分散処理するタイプのようです。(昔の用語で言うとDPF、もっと前の用語で言うとEEEですね)

記事には2019年3月末までに提供開始予定という事ですが、私は詳細情報を見つけることができませんでした。下記Blogからはいくつか情報が得られます。(※提供は米国のAWSリージョンからとのことで、AWS東京リージョンについては明記がありません)

- Db2 Warehouse Flex Comes to Amazon Web Services (AWS)

上記によると、"Flex"と"Flex Performance"という2つのモデルが用意されていることや、性能がユーザ指定で調整できることが読み取れます。ただ料金は記載されていません。(ちょっと検索してみたのですが、見つけられませんでした)

- Amazon Web Services 用の IBM Db2 Warehouse on Cloud の Flex オプションと Flex Performance オプション

上記はIBMの発表レターです。これにも料金は明記されていませんが、これによるとインスタンス(ノード)一ヶ月あたりの費用であるとか、仮想プロセッサ単位の費用、もしくは利用データサイズ単位の費用などいくつかのパターンが用意されているように読めます。このあたりが自由に選択できるのか、もしくは必須のベース費用があってそれに加えてオプションのように費用追加があるのか等までは分かりません。

IBMの詳細発表を待ちたいですね。

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「AWSではじめるデータレイク」
データレイクの本を書きました(共著)
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DB2の管理方法を解説した本を書きました。
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