DB2 10.5 Fix Pack 7 リリース

凄く久しぶりの更新です。大晦日にDB2 10.5のFix Pack 7がリリースされました(米国時間では12/30のリリース)。

- DB2 10.5 Fix Pack 7

DB2 10.5はFix Pack 4と5で色々な新機能が追加されました。その後のFix Pack 6ではバグフィックスのみのリリースでしたが、このFix Pack 7も引き続きバグフィックスのみのようです。

- DB2 バージョン 10.5 for Linux, UNIX, and Windows フィックスパックのサマリー

APAR LIST(修正リスト)を見ると結構な量のバグ修正が行われていて、Sev.1(重要度1)の問題も幾つかありますね。ですので、出来るだけ早めに内容を確認していただいて、パッチ適用をスケジュールしていただくのが良いと思います。

- Fix List for DB2 Version 10.5 for Linux, UNIX and Windows

DB2 10.5 Fix Pack 6リリース

DB2 10.5のFix Pack 6がリリースされました。

- DB2 Version 10.5 Fix Pack 6 for Linux, UNIX, and Windows

本番で利用されている方はリリースノートを確認の上、ぜひ早めの適用を検討してください。今回はドキュメントのFix Packサマリーに以下のように書かれており、セキュリティ修正を含むバグフィックスだけで機能追加は無いようです。

DB2 Version 10.5 Fix Pack 6 contains the functionality of previous fix packs. However, Fix Pack 6 does not contain new enhancements, and there were no changes to the existing functionality. This fix pack and future fix packs will deliver only APAR and security vulnerability fixes.


Fix Pack 5で色々新機能が追加されましたので、その反動といえるかもしれませんね。(Fix Pack 5の新機能解説をできていないですが...)。なおDB2 10.5以外を含めた現在サポートされているDB2各種バージョンのFix Pack一覧は以下で確認できます。

- Download DB2 Fix Packs by version for DB2 for Linux, UNIX and Windows
- パッチ(Fix Pack)はどこから取得できますか?

リモート参加できるDB2 BLU(カラムナDB)の無料ハンズオン(実習)が今年も開催されます!

去年、継続的に開催されて好評だったDB2 BLU Acceleration (カラムナDB機能) の無料ハンズオンセミナーが今年も開催されるようです。

- DB2 BLU Acceleration Hands:on@Cloud !
お客様やビジネス・パートナー様向けに、最新版 DB2 V10.5で搭載されたカラム型DBの機能をハンズオン形式でご体験いただける機会です。もちろん、無償でご提供します。
ハンズオン当日は所定の時間にパブリック・クラウドを利用して「一人1台」の環境で実際にDB2の導入やカラム型DBの操作感をご経験いただきます。リモートで講師もスタンバイしますのでご質問も可能です。
御社に居ながらにして、集合研修と変わらないエクスペリエンスをご提供いたします。

1人1台のDB2サーバ(クラウド上)が用意され、それを使って実際にDB2 BLUの機能を学習できるハンズオンセミナーです。DB2の導入から、JMeterで負荷をかけてのパフォーマンステストまで多彩なハンズオンが用意されています。
ハンズオン資料が上記URLからダウンロード出来るようになっていますので、どのような内容か気になる方はぜひ資料をダウンロードしてみてください。

上の引用にあるように、インターネット経由でのリモートセミナーなのでインターネットと電話さえあれば、どこからでも参加できるセミナーです。基本的には資料をみながら自分でハンズオンを続ける形式ですが、講師は電話の向こうでスタンバイしていますので、いつでも質問することができます。

今年初回は3/26(水)で、その後も隔月開催の予定だそうです。DB2 BLUに興味がある方はぜひ参加してみてください。

DB2 10.5 Fix Pack 3リリース。セキュリティ問題の修正を含みます

DB2 10.5のFix Pack 3がリリースされました。

- DB2 Version 10.5 Fix Pack 3 for Linux, UNIX, and Windows

今回のFix Packでは新機能の追加は「無し」です。つまり純粋にバグフィックスのみのFix Packのリリースです。その代わりという訳ではないのですが、セキュリティ上の修正や、DB2 BLU機能のバグ修正など多くの修正を含みます。DB2 10.5を使っている方全員に推奨されるFix Packと言って良いと思います。

- Security Vulnerabilities, HIPER and Special Attention APARs fixed in DB2 for Linux, UNIX, and Windows Version 10.5

上記にあるように、セキュリティ上の問題3件が修正されています。また、HIPER APAR(重要な問題)も14件修正されています。そのうち、APAR IV53366はDB2 BLUのカラムナDB機能に関するバグ修正で、結構広範囲に影響があるため、「自分の環境に影響があるかどうかを確認するツール」が提供されています。詳しくは以下の資料を確認してください。

- Steps to determine whether APAR IV53366 is affecting your DB2 databases

上記バグの影響があるかどうかは環境によるのですが、いずれにせよDB2 10.5を利用されている方は適用必須のFix Packだと思います。

(参考)
- パッチ(Fix Pack)はどこから取得できますか? (Unofficial DB2 FAQ)
- Download DB2 Fix Packs by version for DB2 for Linux, UNIX and Windows
- DB2 10.5 Fixpack 3 is available (Thoughts on IT, Life, DB2, and more)

DB2 10.5に対応した「OracleからDB2への移行ガイド」の主要部分が日本語翻訳されました

DB2は9.7からOracleとの互換性向上機能が追加されて(PL/SQLが動くようになったり、同じ型が使えるようになったり)、移行が以前より楽にはなっています。

その互換性機能を使ってOracleからDB2への移行方法が解説されたRedbook(技術ドキュメント)が公開されています。現在はDB2 10.5に対応した版が公開されています。原文は英語なのですが、最近、その主要部分が日本語化されています。

- OracleからDB2への移行ガイド: 簡単に互換性を実現
DB2 10.5 版
第4、5章、付録 B、C、D が翻訳されています。(466ページ / 2014年1月)
第1章: はじめに(英語)
第2章: 言語の互換性機能(英語)
第3章: 移行ツール(英語)
第4章: 有効化のプロセス(日本語)
第5章: アプリケーションの変換(日本語)
補足資料A: 用語の比較(英語)
補足資料B: データ型(日本語)
補足資料C: 組み込みモジュール(日本語)
補足資料D: DB2CI のサンプル・プログラム(日本語)
補足資料E: コード・サンプル(英語)
補足資料F: 追加の資料(英語)

上記のようにアプリケーションの変換部分と、補足の一部が日本語翻訳されています。なお同ページにはDB2 9.7に対応した版も公開されています。




IBM BLU for Cloudの日本語ガイド

先日紹介した、IBMのSaaS型BI、もしくはDBaaSのBLU for Cloudの日本語利用ガイドが公開されています。

- クラウド環境で簡単気軽にDB2のインメモリーカラム型機能を試してみよう: 大規模データでの分析/レポーティング処理に効く!BLU for Cloud 操作手順ガイド
- IBM版SaaS型BI?DB2 BLU(カラムナDB)+Cognosをクラウドで提供するサービスがプレビュー公開中 (Unofficial DB2 Blog)

アカウントの作成方法から順に丁寧に解説されています。今はまだ英語GUIしか用意されていないので、これは便利ですね。Cognosでの分析やWeb GUIなどの使い方に加えてTPC-Hでのパフォーマンス測定の結果まで載っています。

BIツールなどを含むので、SaaS提供のBIという感じではありますが、ガイドによるとWEBコンソールから使うだけでなく、手元のPCにDB2クライアントを入れてそこからBLU for Cloudに接続することができるようですね。これはDBaaSそのものですね。

今はテスト期間中で誰でも無料で使えますので、BLU(DB2のカラムナDB機能)にご興味がある方は上記ガイドを参考にアカウントを取得して、ぜひ使ってみてください。

(追記:2014/03/13)
上記操作ガイドが見られなくなっているようです。おそらくBLU for Cloudの操作方法が大きく変わったためと思われます。

IBM版SaaS型BI?DB2 BLU(カラムナDB)+Cognosをクラウドで提供するサービスがプレビュー公開中

DB2 10.5の新機能BLU AccelerationとCognos BIの機能をクラウド上でサービス提供する"BLU Acceleration for Cloud"がEarly Access Previewとして公開されています。商用サービスの予定のようですが、今は無料でお試しできるようになっています。

- BLU Acceleration for Cloud
IBM BLU Acceleration for Cloud Early Access Preview: Get a taste of Data Warehousing and Analytics for Everyone


BLU Accelerationは、とっても簡単に言うと取り扱いが簡単な高速なカラムナDB(列志向DB)機能です。

参考)DB2 10.5の新機能(2) カラム指向(カラムナ)DB機能
http://db2.jugem.cc/?eid=2574

ホームページでは「だれでも簡単に使えるBI」ということをアピールしていますので、SaaSの一種と思えば良いようですね。
BLUは、BI(ビジネスインテリジェンス)にとても適した機能ですので、Cognos BIとのセットでBIクラウドとして提供されるのはとても良い組み合わせだと思います。また、BLUはチューニング要らずなのも特徴の1つなのですが、これもSaaSに向いていますね。

ホームページトップにあるビデオを見ると"Pay as you go"と書いてあるので、使った分だけ支払うという契約形態で提供される予定のようです。

プレビューは2014年2月までだそうです。無料でデータサイズ1GBまで使えます(すぐ試したい人向けのサンプルデータもあり)。2月の何日までかは書かれていませんが、おそらく2月末までなのではないでしょうか。

"Collaborative shared environment"とあり、"Dedicated beta coming soon!"とも書かれているので、DB2やCognosのインスタンスは参加者で共有しているが、専有型も今後提供予定ということかな?と想像しています。

BLUにご興味の有るかたはこの機会にぜひ試してみてください。

SAPがDB2 BLU(カラムナDB)をサポート

これも紹介が遅くなりましたが、SAP(アプリケーション)がDB2 BLUをサポートしたという記事が出ています。

- SAP Support for IBM DB2 with BLU Acceleration ― IBMdatamag.com
Following from the recent IBM announcement that SAP supports IBM DB2 10.5 with BLU Acceleration data management, the following SAP OSS support notes* document the release:
1555903 – DB6: Supported DB2 Database Features
1851853 – DB6: Using DB2 10.5 with SAP Applications
1819734 – DB6: Use of BLU Acceleration
1825340 – DB6: Use of BLU Acceleration with NetWeaver BW
1889656 – DB6: Mandatory SAP NW BW corrections for BLU Acceleration
1834310 – DB6: Use of DB2 BLU Acceleration with DB2 near-line storage

The release notes and support packs enable organizations running SAP on DB2 databases to leverage BLU Acceleration for speed of thought analytics to SAP applications, SAP NetWeaver Business Warehouse (BW), and IBM DB2 Near-Line Storage.


DB2 BLUは、DB2 10.5から追加されたカラムナ(列志向)DB機能、圧縮機能、SIMDへの最適化などを総合した新機能で、主にデータウェアハウス的なアプリケーションを大幅に高速化します。

SAPと一言に言っても用途は様々だと思いますが、大量データを自由検索するようなケースも多いと思いますのでDB2 BLUの効果が発揮しやすいアプリケーションなのではないかと思います。

※サポートの詳細は以下のSAP社サポートページで見られるようなのですが、私はIDを持っていないので見ることができていません。

- SAP OSS support notes

DB2 10.5の解説記事がEnterprisezineで連載開始

ご紹介が遅れましたが、エンタープライズジン(Enterprisezine)でDB2 10.5の連載が始まっています!

- 徹底解説!IBM DB2 10.5:企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
みなさんこんにちは。日本IBMでDB2をはじめとしたInformation Management製品群のマーケティングを担当しています、中野です。私は過去20年以上にわたって、IT業界でRDBMSをはじめとしたさまざまなサーバー製品のSEやマーケティングを担当してきましたが、ここ数年は非常に新しい技術トレンドが生まれRDBMSも大きな進化を遂げていると実感しています。今回は、2013年6月に出荷を開始した最新のIBM DB2 10.5について、その登場にいたる背景をRDBMSを振り返りながら紹介したいと思います

上記引用にあるように、IBMデータベース製品のマーケティング担当の中野さんによる解説記事です。

第一回は「RDBMSの歴史の中にみるIBM DB2 10.5」というタイトルで、これまでのRDBMSの歴史を振り返りつつ、DB2のポジションを解説する内容になっています。ぜひご一読を。

DB2 10.5 Fix Pack 1公開:セキュリティ問題の修正を含みます

DB2 v10.5の初のFix Pack (修正集) が公開されています。

- DB2 Version 10.5 Fix Pack 1 for Linux, UNIX, and Windows
- Download DB2 Fix Packs by version for DB2 for Linux, UNIX and Windows

このFix Pack 1には他の修正に加えて、一件のセキュリティ問題の修正を含んでいます。修正された大きな問題については、以下にリストされています。

今回修正されたセキュリティ問題については、まだ詳細が公開されていないのですが、「C94758 SECURITY: UNAUTHORIZED ACCESS TO TABLE VULNERABILITY IN DB2 (CVE-2013-4033)」が修正されたということですので、アクセス権限が無いユーザIDでも表にアクセスできてしまう問題があったようです。

- IBM Security Vulnerabilities, HIPER and Special Attention APARs fixed in DB2 for Linux, UNIX, and Windows Version 10.5 - United States
This document contains a list of fixes for Security and HIPER APARs in DB2 Version 10.5.


(参考)
- Unofficial DB2 FAQ - パッチ(Fix Pack)はどこから取得できますか?

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DB2の管理方法を解説した本を書きました。
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