#clubdb2 次回9/5(金)はNoSQLのDBaaS "Cloudant"について解説します

次回9/5(金)のCLUB DB2(DB2の勉強会)では、Cloudantの勉強会を開催します。

- 第187回 NoSQLベースのDB as a Service "Cloudant" って知ってますか?
データベースといえば、当然リレーショナルデータベース(RDB)を想像される方が多いと思いますが、最近はNoSQLと呼ばれる、リレーショナルデータベース(SQLで正規化されたデータにアクセスするデータベース)とは全く異なるデータベースが活用される事が増えてきています。
NoSQLはRDBを置き換えるもの、というよりは、RDBの苦手としている分野に強みがあるデータベースで、それぞれが補完関係にあります。

IBMが今年買収完了(する予定)のCloudantも、そのNoSQL型データベースの一種で、DB as a Service (DBaaS)としてクラウドで提供されています。今回のCLUB DB2では、そのCloudantについて、解説いたします。基礎から解説しますので、「NoSQLって何?」という初心者の方でも大丈夫。ぜひお気軽にご参加ください!

Cloudantは、NoSQL型のデータベースで、JSONフォーマットのデータを読み書きすることができます。

Cloudant社はApache CouchDBとのAPI互換を維持したまま、可用性を高めた"BigCouch"というOSSのNoSQLデータベースソフトウェアを開発しているのですが、そのBigCouchをDBaaS (DB as a Service)として提供しているのが"Cloudant"なわけです。

今回はこのCloudantの(おそらく)国内で初の勉強会です。DBaaSなのですぐに使い始められるNoSQLデータベースのCloudantについて勉強してみませんか?有償のサービスではありますが、無料枠もあり「一ヶ月$5以内の利用であれば請求しない」というルールになっていますので、気軽に試すことができます。

9/5(金)の19時開始、場所はいつもの渋谷です。すでに申し込み開始になっていますので、上記リンクからお申込みください。

今回はUstream中継も予定していますが、例によってネットワークや機器の調子によって中継できないこともありますので、その場合はご容赦ください。

Database Watch 2014年8月号で #CLUBDB2 のBluemix回が紹介されました

8月はお盆休みもあって、CLUB DB2(DB2の勉強会)は8/1(金)の"Bluemix解説"の一回だけの開催だったのですが、その回の内容を@ITのDatabase Watch 2014年8月号に紹介していただきました!

- Database Watch(2014年8月版):BlueMixのクラウドデータベースサービス/SQL on Hadoopは普及するか? (1/3) - @IT
8月1日に実施したClubDB2では日本IBMソフトウェア事業本部 牧裕一朗氏(写真)がBluemixの概要を解説し、日本IBMシステムズ・エンジニアリング データ・プラットフォーム 曽田俊明氏と板谷有希子氏が実際にどのように使うのかデモを披露してくれました。

IBMのPaaS Bluemixは、7月に正式リリースされたばかりでまだ情報が少ないのですが、DB2のサービスも開始されていますし、DB2以外にもWebアプリケーションサーバや、twilioといった電話API、またIBM以外のアプリケーションであるPostgreSQLやMySQLが使えたりと、すでに実用的なサービスが揃っています。

記事では管理コンソールの使用イメージを含めて紹介していただいていますので、Bluemixにご興味がある方はぜひよんでみてください。

そして3ページ目にはIBM版HadoopのBigInsightsが紹介されているのですが、実はDB2に非常に関係するので、次のエントリで。

#clubdb2 次回8/1(金)ではIBMの開発者向けPaaS "Bluemix"の解説を行います

この7月から本格サービスを開始したIBMのPaaS "Bluemix" は、簡単にアプリケーション開発の環境を作ることができるクラウドサービスです。ボタンを押して数十秒待つだけで、開発や運用に必要なサービスが起動します。

IBM Bluemixでどういったサービスがあるかは、以下のサービス一覧を見ていただくのが分かりやすいのですが、WebアプリケーションサーバやRDBだけでなく、キャッシュサービス、モバイル用のプッシュ通知、電話(Twillio)、ワークフロー、NoSQLサービス等、非常に多様なサービスが提供されていて、これらをボタン一つで使えるようにできるのが非常に魅力的です。

- Bluemix サービス一覧

また、無料可能な部分も用意されているため(サービスによりますが)、気軽に試してみることが可能です。無料分については以下に少し書きました。

- IBMの開発者向けPaaS Bluemixが正式サービス開始!価格、無料枠などの情報が公開 | Unofficial DB2 BLOG

さて、前置きが長くなりましたが、次回8/1(金)の CLUB DB2 (DB2の勉強会コミュニティ)ではこのBluemixの解説です!

- ClubDB2 : 第186回
今回は、このBluemixについてのセミナーを行います!

前半はPaaSとは?というところからデモを交えて説明しますので、Bluemixって何?PaaSって何?という方も、大丈夫です!
また、BluemixにはいくつかDB2のエンジンをベースにしたサービスがありますので、その使い勝手などを解説していただきます。

引用にあるように、"Bluemixって何?"という基礎からDB部分のサービス解説まで、PaaSに興味がある開発者の方向けの内容になっています。

BluemixにはMySQLやNoSQLを含む多くのデータベースサービスがあるのですが、やはりCLUB DB2ですので、DB2をベースとしたRDBサービスを中心に解説していただく予定です。

8/1(金) 19時から渋谷で開催します。すでにお申込み開始になっていますので、ご興味がある方はぜひお早めにお申込みください!(USTREAM中継も実施予定です)

なお、いつも通り、終了後に自由参加の懇親会も開催しますので、よろしければこちらもご参加ください。

IBMの開発者向けPaaS Bluemixが正式サービス開始!価格、無料枠などの情報が公開

もう一つCloudの話題を。次はPaaSです。
IBMのBluemixはCloudFoundryをベースに構築されたPaaSです。PaaSというのは..というのを書くよりもIDを作ってもらってログインしてもらうのが一番明確に伝わるのですが、簡単に書くと「インフラ構築の知識なしで、アプリケーションに必要な各種リソースが用意できるサービス」という事になるでしょうか。

ここで言う「必要なリソース」というのは、例えばWEBアプリケーションサーバ、データベース、キャッシュサーバといった開発したアプリケーションを動かすために必要なサービス類(土台)のことです。
つまり開発者からすると、面倒なインフラ構築なしですぐにアプリケーションを開発したり動かしたりする環境が手に入るのがPaaSということになります。

Bluemixは数ヶ月前からベータ公開されていましたが、つい先日正式サービスが開始になりました。

- IBM News room - 2014-06-30 IBM's Bluemix Now Generally Available - Significant Momentum Since Open Beta - United States

早速、米developerWorksのBluemix Communityで追加された機能やサービスが詳細に解説されていました。

- IBM Bluemix General Availability! - BlueMix Dev
With more than 50 services and flexible, pay-as-you-go pricing, the GA adds a lot of new functions since our last beta refresh at the end of May. Below, I’ll give you a glimpse of all of the cool features that are live and available right now.

すでに50以上のサービスがすでに使えるようになっているようです。上記記事か、こちらのサービス一覧をぜひ見てみてください。かなりバリエーション豊かなラインナップになっています。IBM以外からもサービスが提供されているため、例えばMySQLやPostgewSQLのデータベースなども提供されているのが興味深いですね。

さて、正式サービスで気になるのはやはりお値段ですね。これも正式サービス開始に伴って情報が公開されています。(以下のページの価格情報はIBM提供分についてのみ)
https://ace.ng.bluemix.net/#/pricing

まずアプリケーションを動かす際に必須となるランタイム(Runtime)ですが、BluemixではJavaとNode.js、あと「ユーザ持ち込み」の3種類が用意されています。「ユーザ持ち込み」は自分でイメージを作って持ち込むのですが、ユーザ作成のRuby on RailsとSinatra(Ruby)が最初から用意されています。これらはどれも$0.07 USD/GB-HOURSです。つまり1時間、1GBのメモリでランタイムを動かした場合、0.07USD(約7円)かかるということですね。
Bluemix runtimes

嬉しいことにランタイムには無料枠があります。上の方に"Maximum 2GB running for 30 days during trial. Then, 375 GB-hours free per month."とあります。つまり、30日間トライアル期間中は2GBまで試用可能。その後は1ヶ月で375GB-hours分が無料というわけですね。

例えば0.5GB(512MB)でランタイムを起動して31日間動かしっぱなしにした場合、0.5*24*31 = 371GB-hourですので無料枠で動かすことが可能です。
512MBというと少ないイメージがあるかもしれませんが、これはOS部分などを含まない、純粋なランタイム稼働用のメモリのようです。ですので512MBでも結構色々試せるんじゃないかと思います。もちろん、倍のサイズのメモリを使うこともできて、その場合は無料で使える時間が半分になります。

さて、サービスは沢山ありますが、このblog的に注目なのはDB2をベースとしたサービスですね。これは今のところ2つあるようです。SQL DatabaseとAnalytics Warehouseです。

Bluemix SQL DatabaseSQL Databaseは普通にDB2そのものが使えるサービスのようですね。ただ現在はプランが1つしかなく、最大10GBまでデータを保存できる小さめのプランのみです。価格は1インスタンスあたり$30USD/月です。つまり重量制ではなく、フラットな価格設定になっています。また、こちらにも無料枠があり、サイズが2GBまでなら無料で使えるようです。


Bluemix Analytics WerehouseAnalytics Warehouseの方はBLUアクセラレータを使ったDWHサービスのようです。こちらも現在はSmallプランしかなく、最大10GB、1インスタンスあたり$50USD/月です。スモールの名前どおり小規模用途ですね。こちらは残念ながら無料枠は無いようです。

とりあえず、無料枠でも小さいランタイムとDBを動かすことは出来そうですので、ちょっとした開発程度なら無料で使うことができそうですね。

Bluemixの日本語の技術情報については、日本のdeveloperWorksの特設サイトにいろいろと集まっているようですので、ぜひ色々試して見てください!

- IBM developerWorks 日本語版 : IBM Bluemix
IBM Bluemix は、様々なアプリケーションを構築、管理、実行するためのオープン・スタンダードとクラウドをベースとしたプラットフォームです

余談ですが、上記ページにありますように、今Bluemixを使ったアプリケーション開発のコンテスト"IBM Bluemix Challenge"が開催されています。コンテスト最優秀賞獲得者にはMacbook Proが、優秀賞にはルンバが贈呈されるそうです。

日本SoftLayerユーザー会 (JSLUG)

最近すっかりblog更新を怠っていまして...「Blogにあとで書くメモ」にはメモが溜まる一方だったのですが、メモをまとめて見ると、最近の記録はSoftLayerやBluemixといったIBMのクラウドサービスに関するものばかりであるということに気づきました。

このblogはDB2に関すること中心で書いているのですが、今後はDB2もSoftLayerやBluemix上で動かすことが多くなるんだろうなあと思いまして、今更ですがカテゴリーに「Cloud」を作って、過去のいくつかのエントリも移動してみました。今後はもうちょっとペースを上げてクラウド関連のエントリも増やしていきたいと思っています。

さて、SoftLayer(IaaS)はIBMが買収するまで日本でサービス展開していなかったということもあって、まだあまり日本語情報が無いのですが、それでも最近は少しづつ増えてきています。例えば、以下のdeveloperWorks以下に作成されたコミュニティには結構いろいろな情報や情報へのリンクが集まっています。

- SoftLayer_JPN
SoftLayer に関して日本語で情報共有を図ります。
技術的な事柄から、問題解決のためのちょっとしたテクニック、利用ケースの共有など、様々なトピックに関して、情報交換ができればと考えています。

そして、技術情報の共有には欠かせない「ユーザ会」も発足されたようです。

- Japan SoftLayer User Group (JSLUG) | 日本SoftLayerユーザー会
日本SoftLayerユーザー会 (JSLUG) は、日本語によるSoftLayerに関する情報発信、情報共有を行い、SoftLayer の普及および人材育成に貢献します。

愛称は"JSLUG"のようですね。

まだ立ち上がったばかりでホームページには情報が少ないようですが、メーリングリストで情報交換したり、勉強会を開催したりという活動を行っているようです。SoftLayerにご興味のある方はよろしければご参加ください。

IBMのPaaS BlueMix で開発コンテストが開催決定

最近よくニュース記事などで紹介されているSoftLayerはIaaSですが、その上の層であるPaaSはBlueMixという名前で開発されていて、今Beta版が公開中です。(商用サービスですが、Betaなので今は無料で利用できます)

- IBM BlueMix
- Codename: BlueMix

BlueMixの特徴はユーザがボタン一つで、JavaやRubyのアプリケーションサーバやRDB等を用意することができるため、コードを書くことに集中することが出来るようになっているところです。CloudFoundryベースとしているので、各種ツールやコマンドラインが共通で使えるのも良いですね。

そのBlueMixで、開発コンテストを開催することになったようです。

- BlueMix 開発コンテスト開催決定!!
- IBM 開発コンテスト「IBM BlueMix Challenge」開催 - Japan

応募開始日 : 2014年5月21日(水)
募集要項・条件などの詳細は、2014年5月21日(水)〜5月22日(木)に開催予定の「IBM Software XCITE Spring 2014」に合わせてお知らせします。


まだ詳細は発表されていませんが、ぜひこの機会にBlueMixに触れてみてください。

IBM提供のPaaSですが、提供されるモジュール(サービス)にはMySQL等OSSのものも用意されています。(もちろんDB2も用意されています)

また、日本のdeveloperWorksにBlueMixコーナーが出来ていますので、ここに今後日本語の資料が増えていくのだと思います。(今はまだ少ないですが...)
https://www.ibm.com/developerworks/jp/bluemix/

東京で開催されるSoftLayerの無料ナイトハンズオンセミナー

以前、4カ所でSoftLayer(IBMのIaaS)セミナーが開催されるという記事を書きました。

- IBMのIaaS #SoftLayer のハンズオン付きセミナーを札幌・大阪・福岡・金沢で開催 | Unofficial DB2 BLOG

なぜかそのセミナーは東京では開催しない事になっていて、少し不思議に思ったのですが理由が分かったような気がします。
東京では「SoftLayer ナイトハンズオンセミナー」という名前で、平日夜に渋谷で(CLUB DB2と同じ場所です)開催しているのですね。

- 第1回 SoftLayer ナイトハンズオンセミナー

残念ながらこの第1回はつい先日の開催だったのですが、今後も継続して企画されるようで、次回は5/20(火)、その次は6/20 (金)、6/24(月) と開催されるようです。

第2回 http://softlayer.doorkeeper.jp/events/10214 (※キャンセル待ち)
第3回 http://softlayer.doorkeeper.jp/events/10132
第4回 http://softlayer.doorkeeper.jp/events/10216

東京近郊にお住まいで、SoftLaterにご興味のあるかたはぜひ参加してみてください。

IBMのIaaS #SoftLayer のハンズオン付きセミナーを札幌・大阪・福岡・金沢で開催

去年IBMが買収したクラウド(IaaS)サービスのSoftLayerは、これまであまり日本語の情報が無かったのですが、今年に入ってから日本語のホームページができたり、コミュニティサイトができたりと少しづつ日本語の情報が増えています。

- IBM SoftLayer (ソフトレイヤー) IBMの新しい高性能クラウド (日本語ホームページ)
- SoftLayer_JPN(日本語のコミュニティ・フォーラム)

そして、5月〜6月にかけて「エンジニアのためのクラウド」と題してSoftLayerの1時間ハンズオン付きセミナーが全国4ヶ所で開催されます。あえて(?)東京では開催しないのが面白いですね。以下にあるように札幌・大阪・福岡・金沢の順で開催されます。

スケジュールは各会場共通で午前10時に開始して、12時30分まで。最後には軽食付きの「SoftLayer Cafeでのネットワーキング」が用意されています。

- IBM Cloud Exchange 2014
体感 "SoftLayer"。エンジニアにこそわかる革新性.- 5月、6月、札幌、大阪、福岡、金沢にて開催。-

"SoftLayer"がサービスの提供を始めたのは2006年にAWSが開始した"クラウド・サービス"の提供にさきがけること半年も前。今のテクノロジーの悪いところ、新しいテクノロジーについて深夜まで激論をかわし、「今まで世界に存在していなかった新しいテエンジニアにこそわかる革新性クノロジーを提供すること」を決め作り上げた結果です。これはまさに、エンジニアによるエンジニアのための夢のシステム。そこにはエンジニアにこそわかる革新性が息づいています。 本セッションでは実際のSoftLayerのクラウド・サービスをハンズオン・セッションなどを通して、その機能の豊富さ、使いやすさ、高速ネットワーク・バックボーンのスピード感などを体感いただけます。また、SoftLayerに詳しいクラウド・マイスター(IBMのクラウド専門家)と直接意見交換し、SoftLayerと他社のクラウド・サービスとの違いなどをリアルにご理解いただく機会として、ぜひご参加ください。

#SoftLayer の日本の情報共有サイト

去年、IBMが買収したクラウド (IaaS) ベンダーの SoftLayer ですが、DB2 BLU Acceleration for Cloudを始め、最近はIBMの各種SaaS,PaaSサービスの基盤として広く使われ始めています。

SoftLayerは、今年から日本での本格展開を始めたので、まだまだ日本語情報が少ないのですが、日本語の情報を共有するコミュニティサイトがdeveloperWorks内に作られているので紹介します。

- SoftLayer_JPN
技術的な事柄から、問題解決のためのちょっとしたテクニック、利用ケースの共有など、様々なトピックに関して、情報交換ができればと考えています。

結構色々な情報が集まっていますね。

また、コミュニティサイトですので、何かSoftLaterについての情報がありましたら、ぜひ上記サイトに書き込んでいただければと思います。

IBM版DBaaS(SaaS型BI)のBLU Acceleration for Cloudが有償サービスを開始。1時間69円から

先日よりベータ版として公開されているIBM BLU Acceleration for Cloudが一部のプランで有償サービスを開始したようです。

- BLU Acceleration for Cloud
Welcome to BLU Acceleration for Cloud, a data warehousing and analytics solution available in the Cloud. Powered by IBM DB2 with BLU Acceleration, breakthrough in-memory technology, and combined with Cognos BI


BLU Acceleration for Cloudは、クラウド上でDB2 BLU(カラムナDB)やCognos (BIソフト)の環境を提供するサービスで、BIのSaaSですが、DB2部分だけでもリモートから利用できるのでDBaaSとしても使えるサービスです。

Plan&Pricing(プランと価格)ページには以下のような表示があります。
BLU for Cloud 価格
Trial, Solo, Business, Managed Serviceの4種類があって、Trialは無料の試用プラン(5時間まで)、そしてSoloが今回有償サービスとして開始されたプランです。

このSoloがおそらく一番安価なプランで、最大50GBまでのデータを利用可能で、$0.67/時間(1時間69円)です。この中にはDB2 BLUやCognos BIの利用料が含まれます。50GBというのは圧縮後のサイズのようですので、実際の(元の)生データサイズでは無い点に注意が必要です。

このサイズでは収まらない人向けにはより上位の"Business"サービスが用意されていますが、こちらはまだサービスが開始されていません。さらに上位には"Managed Service"が用意されていますが、こちらは先日発表されたPaaSの"IBM BlueMix"での提供になっています。

(参考)
- IBM、新開発のPaaS「BlueMix」をベータ公開。Java、Node.js、Ruby実行環境とMySQL、MongoDB、MapReduce、モバイルBaaSにGitホスティング、Web開発環境など盛りだくさんの対応。IBM Pulse 2014 (Publickey)

ところで、この"Solo"や"Business"サービスを動かすデータセンターとして、IBMのSoftLayerだけでなく、Amazon (AWS)も利用可能になっているのが興味深いですね。ただし「価格はどちらのデータセンターを使うかで変わる」と書かれていますので、こちらも要確認です。

どの程度速度がでるのか分からないですが、BLUやCognos BIが動く環境を用意しようと思うと、サーバやストレージだけでなく、ライセンス費用も含めて初期投資が必要になりますので、1時間69円からですぐ使えるのは小さくBIを始めたい人、カラムナDBを使ってみたい人にとって、とても使いやすい環境だと思います。

これから"Trial"や"Solo"で利用する場合は、先日紹介した日本語ガイドが参考になると思いますので、ぜひトライしてみてください。
- IBM BLU for Cloudの日本語ガイド | Unofficial DB2 BLOG
先日紹介した、IBMのSaaS型BI、もしくはDBaaSのBLU for Cloudの日本語利用ガイドが公開されています。


※(追記:2014/03/13)
コメントでご指摘いただいたので気付いたのですが、上記日本語ガイドは今見られなくなっているようです。

著書
「AWSではじめるデータレイク」
データレイクの本を書きました(共著)
DB2cover_small.jpg
DB2の管理方法を解説した本を書きました。
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