.NET Framework 4.0対応のDB2接続用プロバイダーBETAが公開されています

.NET Framework 4.0対応の.NETプロバイダーとVisual Studio 2010(VS2010)用DB2アドインのBETA版が公開されています

- Open beta for Visual Studio 2010 support in DB2 (DB2 Express-C Team Blog)
An open beta has come out of the IBM Data Server .NET provider for .NET Framework 4.0 as well as DB2 Add-ins for Visual Studio 2010.


このプロバイダーとアドインがあると.NET Framework 4.0対応のDB2アプリケーションをVS2010で開発できます。

まだベータ版ですので問題もあると思いますし、サポートされるDB2はV9.7.2のみですが、最新の.NET環境にご興味がある方はぜひお試しください。Open BETAという事でどなたでもダウンロード可能になっています。

PHP-DB2 ドライバのWindowsバイナリ

PHPからDB2に接続するためのibm_dbのWindows用バイナリが用意されたようです。

- DB2 Express-C Team Blog: DB2 driver for PHP
The Windows build of the ibm_db2 extension for PHP is currently available for download at the IBM Database Wiki.

- IBM developerWorks: Wikis - IBM Database Wiki - DB2 Web Applications using PHP(ダウンロード)
- DB2 at University of Toronto: Getting Started on DB2 with Apache and PHP(インストール方法)

Windowsはコンパイル環境が用意されていないケースが多いのでこれは便利ですね。PHPの動作環境としてはLinuxが圧倒的多数だと思いますが、開発中はWindowsを利用するということも多いのではないでしょうか。

DB2+LINQを使うまでの手順

doctor-kさんのblogで.NETフレームワーク環境のLINQで、DB2を使うまでの手順が解説されています。

- 【DB2】DB2でLINQを使う(OKでした!!) - kの研究室
で、もしかすると別の案件で.NET+DB2っていうのが出てきそうな感じなので、 今日は仕事中に堂々と"調査"しました。


Visual Studioを使ってプロジェクトを作成し、DB2につなぐまでを多くのスクリーンショット付きで解説されています。LINQ+DB2にご興味のある方はぜひ読んでみてください。

DB2+LINQ 入門ガイド

以前にも書いたように、DB2はWindowsのLINQ(ADO.NET Entity Framework)に対応していますが、これまでBetaだった事もあってあまり情報がありませんでした。

以下の記事はDB2 9.5.3 + Visual Studio 2008 SP1 + .NET Framework 3.5 SP1という新しいソフトの組み合わせでのLINQ開発を解説してくれている(多分)初めてのチュートリアルです。

- Develop a sample application using LINQ programming and the ADO.NET Entity Framework with IBM DB2, IDS, and U2 servers
The IBM Data Server Provider for .NET enables application developers to take advantage of the Microsoft Entity Framework and LINQ. You can easily develop data access .NET applications using one of the IBM data servers (DB2®, Informix Dynamic Server, or U2), the Microsoft ADO.NET Entity Framework, and LINQ.


DB2だからと言って特別なところはあまり無いようです。DB2用のVisual Studio add-onさえ導入できれいれば、あとは他のDBMSと同様の操作が実現されているようです。

.NET Framework 3.5 SP1とEntity Framework

.NET Framework 3.5 SP1の解説記事がinfoqに掲載されています。

- InfoQ: .NET 3.5 SP 1のリリース
Service Pack 1 for .NET 3.5およびVisual Studio 2008(リンク)がリリースされた。「サービスパック」と呼ばれているが、純粋に新機能の数が今回のリリースを.NET 3.0と同じくらい重要なものにしている。それには、賛否両論を呼ぶADO.NET Entity Frameworkがあり、C#のリアルタイム構文チェッカーへの改善が大いに求められている。


私は.NETの知識が無いので、こういう簡単にサマリーしてくれる記事は助かります。上記引用に記述があるEntity Frameworkは以前に紹介したようにDB2もサポートします(現在ベータ)。下記ADO.NET team blogでは多くのRDBMSがEntity Frameworkをサポートすると書かれています。

- ADO.NET team blog : Third Party Provider Support for the Entity Framework RTM
With this release, many database providers have pledged support for the Entity Framework. To date, 12 provider writers are developing an Entity Framework-enabled version of their offerings that are scheduled to be made publicly available in the coming months.

.NET Framework 3.5サポートとLINQサポート

DB2をWindowsの.NET Framework環境で使用する際のFAQが以下のページにあります。

- IBM developerWorks: Wikis - DB2 wiki - DB2 and .NET FAQ

そのFAQに以下の情報が書かれています。まず、.NET Framework 3.0や3.5でDB2に接続できるか?ですが、

From an ADO.NET point of view, there is no real new functionality in FW 3.0 / FW 3.5 - it is compatible to FW 2.0. Thus the DB2 .NET FW 2.0 provider relased as part of DB2 9 and DB2 Connect 9 fully supports FW 3.0 / FW 3.5


ADO.NETの部分であれば2.0と3.0/3.5で違いはないので、.NET Framework 2.0用のプロバイダで動作するということのようです。

次にLINQですが、
Is LINQ supported?

The short answer is yes. Microsoft has created the Entity Framework, which can be pictures as a "generic" ADO.NET provider. The Entiry Framework has been fully LINQ enabled by Microsoft, thus applications can use LINQ to Entities to access all servers that support the Entity Framework. Microsoft has indicated the Entity Framework will be a full part of FW 3.5 in SP1, and is currently in beta.


というわけで、.NET Framework 3.5 SPとIBM Data Server Provider for .NETの組み合わせでLINQがサポートされるようです。どちらもまだベータです。IBM Data Server Provider for .NETは以下でダウンロードできます。(FAQにあるようにこのプロバイダーはInformix Dynamic Serverもサポートしています)

※2009/01/30更新:ベータテスト終了後URLが変わっていたので更新しました。
- DB2 for .NET
- IBM Data Server LINQ Entity Framework Limitations

DB2 9.5がWindos Server 2008をサポート

DB2 9.5のInfo Center (オンラインマニュアル)が更新されて、Windows版DB2のサポートOSに日本では先月から発売開始になったWindows Server 2008が追加されました。

- DB2 サーバーと IBM データ・サーバー・クライアントのインストール要件 (Windows)

上記マニュアルの「現在、更新情報が英語で公開されています (クリック)。」をクリックすると、英語の補足情報が表示されますが、そこにWindows Server 2008の記述があります。

英語ではありますが、こうやってタイムリーにマニュアルが更新されるようになったのはとても良いですね。

DB2 9.5小ネタ - VISTAでのdb2diag.logの位置

Windows VISTAを持っていないので確認できないのですが、VISTAにDB2 9.5を導入した場合、db2diag.logは以下に保存されるのだそうです。

C:¥ProgramData¥IBM¥DB2¥DB2COPY1¥DB2

詳しくは以下のエントリに解説されています。

- Windows Vista: Where is db2diag.log location? (db2magazine)

Visual StudioへのDB2 9.5 Add-on

- Overview of DB2 .NET XML tool offerings in DB2 Version 9.5
Use enhancements in XML functionality as part of IBM Database tools for Microsoft Visual Studio 2005


DB2 9.5ではIBM DataStudioが新しい開発環境として用意されていますが、Visual Studio用のAdd-onも機能更新され、新しくなっています。

今回はスキーマ関連の機能追加とWEBサービス作成機能が主な機能向上点のようです。Visual Studioは元々XMLの編集機能が協力なので、DB2+pureXMLの開発環境としても使い勝手が良いですね。
なお、このAdd-onはExpress版のVisual Studioには追加できないので注意が必要です。(ExpressはAdd-onを追加できないようになっているので)

iBATISと.NETフレームワーク

知人のBlogに私のエントリへの言及を発見:
- iBATIS (「た」の歳時記)
SQL は意識させるんだけど、取り出したデータは最終的にオブジェクトで扱える、というHibernate とかみたいに、開発者に RDB は意識させずに使わせたい……という高尚な理想がないだけ、シンプルで使いやすいので、そこは評価できるのではないかと思います。


そうですね。HibernateやJPAは非常に高機能な分、どうしても事前学習のコストが大きくなりますし、高度にSQLを遮蔽してしまう分、直接操作しづらいもどかしさを感じる面があるわけですが、iBATISS2DAOなどはシンプルにSQLを実行してそれをオブジェクトに詰める部分を提供しているので、学習コストは小さくすみますし、SQLになれている人にとっては使い易いですね。(S2DAOはS2が必須になりますが、XML無しでSQLを記述できたり、RDBMS毎に違うクエリーを実行できる機能があったりと、非常に使いやすいです)

もちろん、HibernateやJPAにも良い点はあります。移植性の高さや、キャッシュ、オプティミスティックロックの自動化、トランザクションの最適化などなど、、このあたりは以前のClub DB2で話した内容ですが、メリット・デメリットを見極めて使い分けられれば良いですね。

リンク元の「た」の歳時記には、そのあとADO.NET Entity Frameworkへの言及もあります。興味のある方はリンク先を読んでみてください。

あと書き忘れていましたがiBATISはJava版だけではなく、.NET版のiBATIS.NETという実装が用意されています。

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