「IBMのLinux/OSSへの取り組み2011版」という資料が公開されています。
- IBMのLinux/OSSへの取り組み2011版(※リンク先はPDFです)
これはIBMがどれだけLinux/OSSに貢献しているかという事をアピールする資料なのですが、資料中に興味深い情報を見つけたのでご紹介します。
資料のp.3には2つの表が書かれています。まず1つ目がKVM(Kernel-based Virtual Machine)への更新量が多い企業を表した表です。
注記にあるようにgitコマンドで企業別にコミット量を測定したデータです。IBMは4番目とかなりの量で貢献しているようです。DB2でKVMがすぐサポートされたのもこのあたりの活動のおかげだと思います。
RedhatがかなりKVMにかなり力を入れているのは良く知られたところですし、Qumranetは元々KVMを開発していた会社ですのでコミットが多いのも頷けます。(Qumranetは数年前にRedhatに買収されています)
意外なのはINTELでしょうか。私はこれほどINTELがKVMに投資しているとは知りませんでしたが、KVMがINTEL CPUに特化した仮想化環境で、かつ特定の会社に独占されないという事がINTELにとってメリットなのでしょうね。
もう一つの表は、Linux kernelへのコミット量(行数)のランキングです。
企業別ではRedhatが頭一つ抜けていて、それをNovell(SUSE)とIBMが追うという形です。ただ一番多いのが「個人開発者」だというのがいかにもLinuxらしくて良いですね。
このKernelへのコミット量について数年前にも紹介したことがありますが、この時からこの傾向は変わっていませんね。
- Linuxカーネルを開発する人たちの統計データ | Unofficial DB2 BLOG
- IBMのLinux/OSSへの取り組み2011版(※リンク先はPDFです)
これはIBMがどれだけLinux/OSSに貢献しているかという事をアピールする資料なのですが、資料中に興味深い情報を見つけたのでご紹介します。
資料のp.3には2つの表が書かれています。まず1つ目がKVM(Kernel-based Virtual Machine)への更新量が多い企業を表した表です。
注記にあるようにgitコマンドで企業別にコミット量を測定したデータです。IBMは4番目とかなりの量で貢献しているようです。DB2でKVMがすぐサポートされたのもこのあたりの活動のおかげだと思います。
RedhatがかなりKVMにかなり力を入れているのは良く知られたところですし、Qumranetは元々KVMを開発していた会社ですのでコミットが多いのも頷けます。(Qumranetは数年前にRedhatに買収されています)
意外なのはINTELでしょうか。私はこれほどINTELがKVMに投資しているとは知りませんでしたが、KVMがINTEL CPUに特化した仮想化環境で、かつ特定の会社に独占されないという事がINTELにとってメリットなのでしょうね。
もう一つの表は、Linux kernelへのコミット量(行数)のランキングです。
企業別ではRedhatが頭一つ抜けていて、それをNovell(SUSE)とIBMが追うという形です。ただ一番多いのが「個人開発者」だというのがいかにもLinuxらしくて良いですね。
このKernelへのコミット量について数年前にも紹介したことがありますが、この時からこの傾向は変わっていませんね。
- Linuxカーネルを開発する人たちの統計データ | Unofficial DB2 BLOG